さすがヘンリー塚本監督作品だけあって内容のある、しかも演技力もしっかりしており、調度品や小物に至るまで時代考証がなされた作品である。 AV映画もこの位の水準で競合して欲しい。 8作品が収録されているが、何れも単独でじっくり見たい、と思わせる内容である。 2作目の風野チカ、4作目の林由美香、6作目の安藤沙耶子が良い。 林由美香は成人映画時代からのファンだがこうして彼女のマンコを見れるのも嬉しい。安藤は初めて見るが品のある女優だな、と思う。 日常の生活臭のするストーリが多く、身の周りに起こっている事を見事に描いているのが心憎い。 今後のFAプロの作品に期待する。
他の方のレビューにあるので あえて書かないが 時代考証は、台所だけ 戦後直ではなかった部分がある。作品としては、役者もシナリオ みんなとてもいい。本作では 慰安婦が丁重に扱われていたが もっとひどい扱いだったと聞いている。慰安婦も 射精させたら 一丁あがりという ひどいものだったらしい。役者は それなりに演じていて よかったと思う。特に 花岡じったが 農夫・兵隊とも生き生きしてよかった。彼は 本当の役者になった方がよいのではないかとも思った。女優も 肌がきれいで セックスシーンもきれいだった。惜しいのは 着物の合わせ方が逆になっていたり変な着方があった事くらい。太平洋戦争って 未亡人を大量作ってしまったのだ。義弟と夫婦になったなんてのは よくある事だった。ある意味で この作品は昭和史ともいえるかもしれない。
水野礼子や風野チカやらがあんなところやこんなところでズッコンバッコン。イヤー、納屋や農道なんて、映像がノスタルジーですなぁ。
唐突に前戯も早々に挿入とか。有名女優が出てるわけでもない、女優がズバ抜けて良いわけでもない。のめり込むようなしっかりとしたストーリーはない。あるのは超リアリズム、手の込んだ演出がないシンプルさがリアリズムを生む。日常的な快楽行為は夏の暑さに欲情を増し、果てると共に暑さで蒸せ返す銀杏の腐った匂いが鼻を突く