推理小説好きの女の子。両親の留守を狙って、あるトリックを試みる事に。用意したガムテープを口に貼り、小説通りに自分の体をロープで縛っていく彼女。かくして自縛は完成した。暫くベッドで体をくねらせながら自ら施した拘束の状態を確かめる。緩む気配のない拘束にまんぞくしながら…。しかし、ふと彼女に微かな不安がよぎる…。彼女はこのトリックの落とし穴に気付いていなかった、このトリックは人に助けられるのを前提としたものだった事を!この後、彼女は更なる恐怖を体験する事になる…!!
セルフボンデージっぽいシーンは序盤にあるのだが、断片を見せるのみで、恐らくこの緊縛を一人でするのは不可能だと思う。セーラー服も安い生地でフェイクっぽい。被虐者をクロロホルムで気絶させて場面転換するのは、この手のビデオの悪い風潮で肝心の緊縛シーンや抵抗するシーンが省略されてしまうという弊害を生んでいる。それでも、様々な緊縛を眺められるのは良い。
この作品はある程度女優の顔を見ることができたので、まずその点は安心した。次に、作品全体を通して様々な緊縛を見ることができ、また、私が好きなガムテープ猿轡もあったので、まあまあの作品だと思った。ただ、残念な点として、そのガムテープ猿轡を期待していたよりも多く見られなかったことが挙げられる。