“子宝の湯”として知られる老舗温泉旅館に出向いた新婚夫婦。二人を出迎えた中居の御園は新婚旅行に訪れたこの夫婦に目をつける。妻が温泉に出かけた隙に、御園は静かに動き出す。控えめな態度を装いながら、男の心にじわりと入り込み、いやらしい言葉と危険な距離感で彼の理性を試す!御園の巧妙な誘惑に次第に飲み込まれ…客室でナマ中出しSEX・温泉で中出しSEX・妻が◯ている側で蕩けるような隠語を囁き続けるSEX。奥さんに精子を残さないように全て吸い尽くす仲居さん…。
子作りの練習と称する中出しセックスという筋書きは『幼馴染みと子作り中出しセックスを練習しまくることになった僕。』シリーズっぽいし、新婚夫を寝取る台本はSODが不動産レディ―やウェディングプランナー設定で作りそうな作風。ただの常ピル系の火遊びセックスなら平凡な作風を妊娠オチにして、「子宝の湯」の温泉宿で働きながら子作り相手を選ぶワニ仲居という台本がなかなか攻めてて面白い。新婚妻が仕事優先で、子供は作りたくないし当然ナマ禁止、夫がゴム外すかもしれないからセックス自体を禁止されたのを見て、「私ならいつでもナマでいいし子供だって産んであげるのに」とさっさとNTRにかかるぶっ飛んだ感じは、オスとメスはしょせん子作りの関係性というプリミティブな感じが突き抜けてていい感じ。カラミの構成的には新婚妻に隠れて悪いことする方向性でまとめてあるので、全体的に抑え目なのは盛り上がりには欠けるけど、統一感はあるのでこれはこれで悪くない。ただ中盤の温泉セックスは特にささやき系の演出でもないので、これなら仕事優先の奥さんを帰してしまっての後半に盛って来た方が、「子宝の湯」の設定自体は活きたと思うしメリハリあって、それはそれで悪くなかったと思う。たまたま再訪した客を新婚妻から奪おうとするガチNTR感もキャラが振り切れてて良かったけど、それだとリピーター優待サービスで呼び寄せるとかひと手間あった方が、ご都合主義的でなくて良かったような。新婚夫に子作り拒否妻と比べさせるところも「やらせてくれる女」ではなくて「ナマOKで産んでくれる女」というところをはっきり言った方が良かった。満点付けるにはまだ物足りないけど、御園もも始め演者はみんなキャラが立ってるいい演技だったし、肉尊監督にしては孕ませ系なのにセックスが外射にブレるようなこともなく、既存の作風を使いつつちゃんと個性があるいい作品だった。