元来の高い演技力、明るさ、積極性がイチャラブ作品にベストマッチしており、その相乗効果が全編凄まじい完成度をもたらしている。冒頭の元カレ(視聴者)との再会を喜ぶ会話シーンでは清楚なメイクも相まってまた一段上がった美人度とさりげない露出に期待感が高まる。ホテルに移動してからは彼女自ら元カレの体を求め、いつもながらの抜群の肢体美を披露していく。そこからは長浜みつりらしい快楽の追及に魅了されるわけだが、今作において特筆すべきは、行為の途中での表情である。元カレの上で激しい動きを続けながらも時折柔らかな微笑みを見せる。激しさと共存するコケティッシュかつ聖母のような微笑み。この破壊力は見たことがない。興奮とときめきの共存。誰もが愛おしさを感じずにはいられまい。そしてクライマックスにおいて、彼女は切なげに、視聴者たる元カレに対し別れたことへの後悔を語る。その表情、話し方のインパクト。エロスと切なさの共存。こんなに熱くさせられながらも、同時に強く胸が締め付けられるアダルト作品はこれまでなかった。今作はVRという形を取った長浜みつりの主演映画とでもいうべきものではないだろうか。2020年代の映像文化におけるVR、アダルト映像分野からの一つの特異点ともいえる衝撃作である。長浜みつりのVR次回作への期待が大きく膨らむとともに他の映像分野での活躍が大いに予感される。