確かにこの虹村ゆみと乃木絢愛と今井栞菜は、アオリ文に有る様な「美人(ナース)」や「スレンダー」と言う本作固有の「売り」要素を具現化するキャスティングとしては大正解なのだが、ソレが殆ど本編には生かされて無いもどかしさ(「スレンダー」要素には特に)と言うか、最近の「ハーレム」物VRにありがちな、終始ヒロイン達が「全員」出ずっぱりで(エロの有る無しにかかわらず)「個別」シーンが無い「省エネ展開(個性の描き分けが不十分)」な上、「変形ナース服」着用時にしかハメ中田氏が無いとか、ナースキャップ云々以前に、病室感の無い部屋(セット)やヒロイン達の医療行為としての所作だけで無く、こんな強引にコスチュームチェンジをやらせる位なら、最初から自宅に「(ナース)コスプレデリヘル」を呼んだ程度の設定にしておけよ、てな位に「医療物」としてのリアリティが皆無なのも、「抜き」に徹した、と言うよりもクオリティ面でのマイナス作用が大きかった気がして、最高な女優陣により、一定以上の実用性は担保されている物の、イマイチ印象の薄い作品に終わってしまっていた気がした。