お風呂を貸したらまさかの神展開！勃起バレで発情したスレンダー巨乳なお隣さんと、びしょ濡れのまま濃厚に交わり続けた昼下がり。 都月るいさ

悪くはないけど、もっとタイトルに合ったオリジナリティを

『妄想エロマンガを見てしまった隣のモデル級お姉さん！』を『「すいません…お風呂貸してください…」隣人のバツイチ女性が濡れ髪でやってきた！』っぽくアレンジした隣のお姉さんもの。互いの妄想片思いが噛み合って両想いに発展する作風がそれっぽい。風呂に入ってる女を男が襲って強引に孕ませる妄想が、最後の妊娠オチで実現する基本的な話の流れはいいんだけど、ただ妄想エロマンガという媒介を通じて互いの性癖の一致を知ってしまう本家に比べると、男の妄想が最後まで女に伝わらないままなのは弱い。特に男が下着を盗んだのがバレないままだったり、女のオナニーシーンや翌朝の勝手に風呂に入ってるシーンまで、ドラマ的な展開に刺さるものがない。やはり女の側にも男の勃起見ての風呂で無防備な時に犯●れちゃう妄想がないとダメで、女の側から誘惑したり煽ったりと襲われたい合図を送りつつ、男のほうも下着盗むだけじゃ終わらず行動がエスカレートして、襲いたい合図を送っての願望が一致する答え合わせな感じがあっても良かったと思う。今の演出のままだとしても、せめて家呑みシーンでは勃起しながら何考えてたか女が白状させるような展開が必要なような。現状、男のオスの部分を意識しながら風呂を借りに行く女のエロみが圧倒的に足りないのが設定的にもったいない。中盤以降は風呂が後半の濡れ髪程度しか関係なくなっちゃって、「びしょ濡れのまま濃厚に交わり続けた」のが最初の妄想シーンだけというのは、このタイトルの作品としては絵的に弱い。中盤の家呑みも風呂上がりの濡れ髪＆部屋着で始めるか、いっそ飲みの途中で風呂入ってバスタオル一枚になるようなアレンジがあっても良かったと思う。後半セックスも前半の妄想からすると、風呂から全裸で始まるハードめの和姦が正解。エンディングも結婚したような雰囲気にしては、どっちも指輪してない弱さがあるので、指輪を用意する手間を省きたいなら、結婚前の妊娠発覚くらいで止めておいた方が無難。女優も男優も役によくハマってるし、ドラマ的にもカラミ的にも演技は申し分なかったと思うけど、台本や演出的には『妄想エロマンガ～』の焼き直しではないもうひと工夫が欲しいところ。