夫の兄は世界で活躍するプロのカメラマン。次の仕事までの一週間、我が家に居候することになった。しかし夫が急な仕事で出張になり、家にお義兄さんと二人きりになってしまった。そんなある日、お義兄さんから私をモデルに写真を撮らせてくれないかとお願いされる。撮られているうちに徐々に気分が高揚する私。さらなる露出を要求するお義兄さんの言葉に従うごとに自分の体が紅潮するのを感じ、自分でも気付いていなかった隠された性癖を暴かれていく。
カメラに撮られるというのは人間性まで見透かされている感覚がある。ましてや撮るのが腕利きのカメラマンであれば。SM的な作風の薄刃紫翠監督の狙いもその辺りにあったと思われる。シャッター音を効果に使いながら、この人妻の隠された性癖(透視される快感)が暴かれていく。でも沙月さんの演技力がそこまではなかったのが惜しいです。