すべてを捨てて若い恋人と駆け落ちして流れ着いた古びた町で暮らす凛々子。望んだ愛の日々のはずが、どこか満足がいかない。2人でいる時に、仕事中に、一人の時間に。現れるのは忘れていた記憶の中の、あるいは心に秘めていたエロティックな幻想…熟れた身体に潜む飽きたらぬ欲望が形になって溢れ出す時、女はさらにもう一段、性の天国へ続く梯子を登る。ノーモザイクで挑む美裸身の限界、あなたのためだけに開かられた女芯から立ち上る香りに溺れて下さい。
【※この作品はイメージビデオです】
この監督(西村純一)はカメラアングルなどに独特なこだわりを持っている。撮っているメーカー(grace)もここだけのようだ。身体の各パーツをドアップで撮っているのが一つの特徴。バストも尻も、陰毛も。エロスに対するセンスが優れていて、テーマを浮き上がらせることに長けている。それゆえ、木下凛々子のこれまでのイメージ作品とは違った味わいが出ている。手袋を着けてディルドをしごきながら「勝手に出して手袋汚したら殺すからね」などの淫語を発したりする。シャワー室などに洒落たレトロ感があり、穏やかなBGMがいいムードを醸している。単に女優のセクシーなヌードを見せることを超えたチャレンジングな作品になっていると思う。