私は溺れていく、快楽に縛られて、底へ底へと堕ちていく。夫の失業の為、仕事復帰した介護士の愛。しかし受け持った老人は何人ものヘルパーが続かなかった性格異常者だった。熱い粥を体にぶちまけられ、シビンに入った尿を頭から浴びせられる愛。さらには入浴中にチンポをしごかせ、気に入らないと浴槽で頭から溺れさせる。しかし心臓発作を繰り返す老人に残された時間は少なかった。獣性むき出しの目で見られながら、全裸でオナニーをする愛。真夜中に呼び出され犯●れるようにセックスしてしまう愛。平凡だった日常が狂っていく。「もし俺の命があと1年だとして、それが一週間になってもいいからお前を抱きたいんだ」「命がけで誰かに求めてもらいたかった、ずっと本気で愛されたかった」
前名義の事は定かではありませんが、祈山愛名義になってからは恐らく単体での本格的な恋愛ドラマ作品は初なんじゃないかと思います。彼女の出演作のほとんどがイラマやアナルをメインとしたハードプレイ作品で特にイラマにおいては高い評価を得ている女優さん。今作もドグマ作品ですが既にMドラッグなどにも出演していて、メーカーの女優さんへの信頼度が窺えます。そして今作中の随所に散りばめられたハードプレイが物語の質量を高めています。銀次との出会いの場面からもう既に強烈。熱々のお粥を全身にぶっ掛けられ、更に尿瓶に入った尿を頭からぶっ掛けられます。風呂場での介護では湯船に頭を押さえつけられ、ある時はオナニー強要しながら首を締める。めちゃくちゃな爺さんですwそれでもギリギリ掴んだ介護職に充実感を覚え、時折発作を起こし老い先短い哀れな姿を見せる銀次に次第に心を開いていく様子が描かれます。そしてある事をきっかけについに体をも許してしまいます。乱暴に衣服をむしり取るような荒々しい愛撫、女の柔肌に噛み付き、バイブを突っ込みながら激しい尻を叩き、バイアグラで蘇った凶悪な巨根を逆さイラマで戻すまで喉奥に突き刺し、首を締めながら鬼ピストン。そんな痛みも苦しみも快楽も全身に生きた証を刻み込まれるようなドS爺さんのセックスに本能的に溺れていく女。これはもう、ドMでありながら芯の強さと懐の深い包容力を併せ持つ祈山さんにしか演じられないんじゃないかと思います。昭和世代にハマりそうなピンク映画のような作風、あえて肌の補正をかけない生々しい色味、地味な衣装や生活感のある場の作り込みなど、そのどれもが不思議なほど祈山さんに合っていて、より彼女の本質的な美しさやエロティックさを際立たせています。ただでさえ画撮映えする美顔の女優さんですが、今作のような本格ドラマで更に魅力が増す女優である事を確かめる事が出来ます。そういう意味でも今作は価値のある待望のドラマ作品でした。
そもそも男優(銀次)が介護される程病弱ではない。力もあり介護の所以はない。終始乱暴であり無糞悪い・・・・。