いつも通りの通学路を歩いていた葵は、背後から突然襲われ眠らされてしまう。目を覚ますと薄暗い蔵の中、眼前に立っていたのはいつも挨拶する近所のオジサンだった。泣いても叫んでも誰も助けに来ない、絶望の中で犯●れ嬲られる葵。しかし本当の絶望はこれからだった。蔵に監禁された彼女は毎日のように被虐的な性調教を施され、心も身体も変態オヤジに染まっていく。そんな日々が続いたある日…
プレーの大筋はこのシリーズの中で変わらないが、制服などとともに裸で土下座して調教懇願→着衣→緊縛される最後のチャプターの流れがよかった。ほかではあまり見ないけれど、ぜひ今後も取り入れてほしい。土下座のシーンは、裸で制服などと床に並べられた形になるので、衣類と同等の肉〇器扱いであることが視覚的にもよくわかる。そして言われるままに制服を着て縛られる姿は、着衣緊縛好きにとっては支配欲がいっそう満たされる。比較的後半まで抵抗している設定なのもよかった。中城葵は、抵抗しているところも屈服していくところも、相変わらず表情がうまく出ていてよかった。
中城さんの儚げな美しさに緊縛が映える。特に猿轡のシーンが扇情的でよかったので、個人的にはこのシリーズは毎回猿轡を入れていただきたい。
本作シリーズでタイトルに「拉致監禁」を含む作品は宮沢ちはる主演作に次いで本作が2作目。前作では修学旅行中に単独行動でトイレを借りた旅館で拉致監禁され、半年後は緊縛調教を悦んでいた。本作では朝の通学路で近所のオヤジに拉致監禁されるが、半年後まで生かされる保証は無い。どちらも犯人役は佐川銀次でサイコパスぶりが冴える。しかし本作ではストーリー設定に疑問が生じた。【チャプター構成】※DVD版にチャプタータイトルが無いので私案を示す:(0)プロローグ(2分半)⇒佐川が家の前で毎朝見かける近所の女子をSM緊縛趣味の餌食にする妄想を抱くモノクロ映像はサイコパスとして効果的だった。(1)拉致・監禁(6分)⇒緊縛した彼女を蔵の中に監禁しただけで性描写は無い。彼女は出された食餌を拒否したので翌朝まで24時間絶食となる。ただし、本シリーズで食餌を与える場面は少ない。(2)緊縛調教初日(18分半)⇒最後に後背位で中出しされた彼女の痴態を佐川が記念に撮影しても、彼女から見えないので気付かれない。シリーズの他作品では女子を登校させるため、逃げないよう脅迫ネタが必要だが本作では監禁したままなので写真は無用。即ち、本作ではサイコパス佐川の趣味の写真として効果的だった。(3)竹林吊り調教(8分半)⇒佐川の台詞で彼女に久し振り外気を吸わせたと分かる。即ち、蔵の中で連日の緊縛調教場面が省略されたのだ。≪疑問≫彼女は猿ぐつわで大声を出せなくても、見通しの良さそうな竹林での調教や長時間放置で誰かに見つかるリスクは無いという設定だろうか?(4)緊縛吊り調教(12分半)(5)M字開脚調教(29分)(6)蝋燭&鞭責め(9分半)(7)浴室で調教(3分半)(8)緊縛性奴◎(35分)⇒最後に佐川が「良く出来た。ご褒美やるよ」と言って彼女の首を絞めて気絶させる。≪疑問≫それが何故ご褒美になるのか、伏線も無く唐突すぎて納得できない。≪疑問≫そのラストシーンは彼女が気絶したのか絶命したのか判然としない。≪疑問≫彼女がいつか首絞めプレイで死にそうになっても、誘拐犯の佐川は救急車を呼べない。
全ての中で主に2点。臀部への執拗な攻めと浴室の場面が良かった。
無垢レーベルの定番シリーズでの中城葵VS佐川銀次のセーラー服姿での緊縛調教作品(あの日から…)から約3年後、中城葵がふたたび佐川銀次に制服姿で緊縛調教される作品である。1998年生まれの中城葵はこの作品の撮影時には26歳。さすがに女子高生やセーラー服の設定は厳しく、コスプレにしか見えない。それでも以前よりも髪が伸びて大人の女らしい雰囲気となり、それなりに色っぽくはある。透き通るような白い肌とパイパンは健在。しかし全裸になると、学生時代の水泳で発達した肩回りの(女性らしくない)筋肉が目立ってしまうも、本作の叡智やセクロスのシーンは大半が着衣で為されているためその欠点は隠されている。ストーリーは、女子〇生に扮した中城が近所に住む初老のオッサン佐川銀次に拉致されて蔵の中に連れ込まれ麻縄で緊縛されて身体の自由を奪われた状態で性的な調教を施され、従順なM〇隷へ変貌するという流れ。無垢の作品に比べると佐川の台詞はかなり少ないものの、中城との相性の良さは変わらない。中盤では竹林で猿轡をさせての羞恥プレー、大人の玩具や電マでの性器責め、蝋燭責め、筆を用いたくすぐり?等々、無垢作品では見られなかったプレイも挿入されている。ラストの手前では、初めて縛めを解かれての全裸での入浴とフェラーリ。なかなかに隠微で味わい深いシーンである。最後は全裸の中城が土下座して緊縛セクロスを懇願。ふたたび着衣で緊縛される。最後はふたたび中出しでフィニッシュ。中城はお掃除フェラーリで応える。ご褒美に中城の〇を絞める意味深なシーンでジ・エンド。この手の作品はともすれば暗く陰湿な雰囲気になりがちであるが、本作は中城と佐川の巧みな演技によりそれは避けられていると思う。中城葵のファンで緊縛作品が好きな方には無垢の作品と合わせて本作を視聴することをお勧めする。