心を開かない息子。厳しい父と義母のゆり。息子の部屋で自慰道具を発見したゆりは、下着泥棒の疑いを抱く。息子の自慰を目撃し、包丁を突きつけられながら犯●れてしまったゆり。その日から、息子の性欲の玩具として終わりなき快楽地獄へと堕ちてゆく・・。
ながえSTYLEからリリースされても、どうも、長江監督や富丈太郎監督、昔なら、ナックル原田監督等とは違う、明らかに"溜池ゴロー"監督が創ったという、ながえSTYLEでありながら、ながえSTYLEではない違和感は感じた作品。花井ゆり嬢は、初見です。忖度無しに観て、演技/セリフレベルは、"並"もしくは、中の上。極めて☆3に近い☆4つ。脚本に『ながえSTYLE』らしさが、今ひとつ足りない感。
息子の部屋の性グッズの数々が凄い。ラブドール、オナホール、電マ、女性の下着などなど。継母でなくても引くよなぁ。それを継母に見つかってしまった息子の自暴自棄を鎮めるために「わたしが相手をしてあげる」。その条件として部屋の性グッズを庭に埋める。これは継母の決意と二人の約束を表わす「儀式」に見えた。花井ゆりはどこか弱々しい佇まいが好きになれなかったが、最近はジュエル社作品やシネマジック社作品に出るなどチャレンジしている。溜池ゴローはオーソドックスな演出で、作品をAV的に上手く纏める監督。ながえテイストとはまた違った味わいは悪くない。次の『熟母33』も楽しみだ。