本作内でもピー音処理(恐らく同性愛の可否について言及していると思われる)されているのは、まさに象徴的だが最近は動物的、自然界の摂理に反したことに向かって面とモノを向かって言えない風潮...そうした社会的なうっすらと漂う、やや気味の悪い空気に対し居心地の悪さを感じている人も多いだろう(特に昭和~平成の世代の我々は)。本作は、用途の使い方を間違えた若く締りの良いオマンコたちに動物の本能や目的とは何ぞや、というのを雄の生殖器からびゅるびゅる放たれる精子を介し暗に教え込んでいるのが表現として秀逸だ。ただメスのオマンコにチンポ突っ込んで射精して終わるという、何か従来のAVを超えたメッセージ性を感じたのは私だけだろうか。名作である。さて、柏木こなつと天馬ゆいの名演についても触れておく。彼女たちは冬の時代を過ごすキカタン界のトップランカー。当然、レズの作品も世に出ている。彼女たちもまた若い女性である以上一人の個人としてこうした企画に対して思うところはあるのかもしれないがさすがは超一流女優。レズカップルが悲惨に犯●れるという役柄を見事演じ切った。リアリティのある内容は我々がどれだけ真剣に作品にのめり込み、チンポをシゴく手に力を入れられるかが肝要。その点で言うと、この二人がやりきった本作の180分にキカタン女優の地力の高さを大いに感じさせられた。彼女たちがいかに百合カップルとして綺麗に見えるか、というフックが素晴らしかったからだ。キレイなものは汚したい。それは女であっても社会の風潮であっても男が持つ本能的なところで本質的に同じなのだろう。
百合カップルの天馬ゆい&柏木こなつの仲を羨んだろくでなしの生徒たちによってそれぞれレ●プされ、二人は果てしない輪●地獄に堕とされます。特に天馬ゆいの反抗ぶりが半端なく、緊迫感がありすぎて見ているこちらが心配に思えるほど。二人まとめての輪●プレイも互いの顔に潮をぶっかけられたり、まとめて顔射されたり、双頭バイブを咥えさせれられながらW強●イラマとハードさは群を抜いています。女同士の「イケナイ」関係より、男のモノに貫かれて「イカされ」た方がいいだろうが、ということでチンポなしでは生きていけない身体にされてしまうのかと思いきや、最後は貝合わせで絶頂するので、男の野蛮な性欲程度では百合の花を散らすことはできないというパラドックスを感じさせる結末は単なるAVを越えた何かを訴えているようで、やっぱり何もないかもしれない。みんなのキカタンレーベルにおける女優共演シリーズの新たな可能性を見た。