妊娠適齢期を無為に過ごしそうな人妻のいらだちと言う前フリは、シリーズ初作の椎名ゆな編以来で、やはり設定的にはただの欲求不満より重要なポイント。大島がバーにやって来た人妻を次々に寝取って結婚してるという設定も、NTRとして深掘りされたと思う。大島が雇われ店長でバックにヤバい金持ちがいそうな感じも改良されてる。中盤からの撮影役を用意したのも良いひと手間。最初の本番も夫が他の女に手を出した代償に断れなくなる感じや、自分に種付けされるべき夫の精子が他の女に取られて次第にタガが外れていく感じも良かったと思う。ただ、2回目と3回目の本番には時間的な連続性があるので精子入りマ○コをクンニするようなキモさがあったり、寄り過ぎ動き過ぎのカメラワークが相変わらず微妙。最後まで受け身中出しだったのは椎名ゆな編と比べて弱くて、そこは騎乗位なりホールド中出しで女の側からの積極性を強調する締めが欲しかった。前置きの割には夫が離婚されて大島に盗られちゃうオチもないのも台本のテンプレ焼き直し過ぎて残念。最後に結婚指輪を外して夫が捨てられる「ハプニング」感があっても良かったのでは。満点付けるには物足りないが、それでも星4つくらいのクオリティはあると思うので今後に期待。
妻を納得させるのに「大切さを実感」「愛を確認」と言うキレイゴトがエロさもなければ白々し過ぎてシラケる。女優もハプニングバーという設定もすごく良いのにこの言い訳が萎えてしまう。どうせ雑なら妻が怪訝な顔をしつつも『他の男の上で快感に身を悶えさせるお前が見たいんだ。癖なんだ。』で受け入れるような方が「それな」って思えるし感情移入もしやすい。そもそも『俺の歪んだ性癖』の葛藤は要らないと思う。『どう運んだらネトラレ受け入れてくれるか』に苦心しながら妻を誘導するほうがワクワクする。