都内の大学に通う俺は、長期休暇のたびに実家に帰省している。いつからか始まった兄嫁である義姉・優香さんと帰省の間だけの不貞関係、はじめはキスだけだった関係性も帰省のたびに加速していった―。会えない間も数々のキスを思い出しては胸を高鳴らせて帰省のたびに唇と想いを重ね合う…。家族の目を盗んでは激しく互いを貪り合った。そんなある日実家に帰省すると兄貴から子供を授かったと報告をうけて…。
水野優香の魅力を十分引き出した作品といえる。ちょっと年のいった義弟の学生との3回戦はすべて「中だし」。何よりも、舌と舌の絡め具合の描写が秀逸。単調にならないように工夫を加え、2回戦の際には、「逆さキス」に時間をかける。普通のキスなら届かないような口腔内の箇所に舌が届き、試してみたいと思わせるテクニックである。微笑みをたたえた余裕のキスがまたそそる。唾液の滴り具合も十分で、優香の舌の形も動きも魅力的だ。男優の舌の形も悪くなく、双方の舌の絡み具合がそそらせる作品というのも珍しい。舌を激しく動かし、唾液を垂らせばいいというような機械的な絡みとは無縁で、最初から最後までとにかく心がこもっている。優香の顔が紅潮し、体が赤く火照ってくる過程も自然である。ただ、「中だし」であっても、この若者とのセックスでは優香はオルガスムスに達していない。明らかに「イッた」と思われる作品は、「専属電撃移籍水野優香Madonnaデビュー」(2020年9月)の3本番である。とはいえ、本作は、水野優香の魅力を十分に引き出した秀作ではないかと個人的には考えている。水野さんがこのレビューをお読みいただけるとうれしいです(?'?'?)。