行きつけの喫茶店で偶然同級生の‘りあ’と再会した。当時は近寄りがたい雰囲気だったけど、随分と柔らかくなったように感じた。昔話に花が咲き、お互いの職場が近い事もあってかこの日以来、喫茶店で良くご飯を食べるようになった。だけど僕には婚約者がいる。そしてそれを‘りあ’には言えずにいた。きっかけが無かったと言えば都合が良いのかもしれないけれど…だけど婚約者と居るところを‘りあ’に見られてしまった。
物事をストレートに表現し、セックスにも積極的、でも素直になれないちょっと気の強そうな女の子という役柄ですが、今回の作品では演じている感があまりなく、男女の他愛のない会話、無邪気にじゃれ合うような姿は、結月りあさんの素の個性を生かした役柄になっているように感じました。セックスは激しいものではありませんが、それがリアル感、あるいは親近感のようなものを感じさせる描写になっている印象があり、ドラマ性も高い作品になっています。これまでの結月りあさんのドラマ作品の中で、いちばんいい作品になっていると思います。
冒頭のドラマ部分、学生時代の同級生同士という、「たまたま同じ学校に同じ時期にいただけの人」という薄っぺらい人間関係を演じる女優と男優が上手くて、演出的にも前置きがかなり秀逸。男の方も婚約者がいるのに据え膳は遠慮なく食っちゃう性格なので、ほぼ赤の他人な女への生ハメや中出しも遠慮がない無責任な軽さが分かりやすい。タイトルから想像するようなヤリマンが男食うだけのお手軽な内容ではないし、セフレから恋人ならありがちなドラマだけど、そこをあえてセフレと友達の間の高い壁をフィーチャーしたところがセンスいい。元同級生もやり捨て関係のセフレも友達ですらないっていう人間関係の機微をしっかり描写したことが作品の個性になってると思う。結月りあは前作と同じくちょっと気怠げで強気なキャラが役どころによくハマってるし、刹那的な人間関係しか築けない女の寂しさを肩口からにじませる演技からの、最後のホールド気味な中出しまでカラミ的にもなかなかいい。朝霧浄監督作品にしては思い出系パターンを使いまわさない多幸感が漂うエンディングまで、恋人>友達>>>セフレ>元同級生というヒエラルキーをかなりしっかり考えて作りこんだドラマがクオリティ高めだった。
最近すごくハマっている女優さん。正直、ルックスも演技もエロさも飛び抜けているわけではない。でも、なぜか引きつけられてしまう。個人的には気だるさが感じるジト目がものすごく魅力的だと思う。感情が顔にあまり出なくて、正直何を考えているのか分からないこともあるのだが、それが逆に心の機微や秘めたSっ気のようなものを感じさせることがある。演技で狙っているのか偶発的なものなのか、あるいは朝霧浄監督の演出の妙なのかは分からないが、この作品ではとくにそれが顕著に表れていて、作品のキャラクターにハマっている。S1作品も好きだけど、アタッカーズでより魅力が発揮されているんじゃないかと思う。もしかすると三宮つばきのような目で魅せる女優さんに化けるんじゃないかと期待しています。
気怠い感じで昔強めの名残を残す同級生男優も年が近いのかそれっぽい演出が満たされています。プレイは20分過ぎのパイパン騎乗位の先っぽ10cmピストンが最高です。ワザとなのか、見せ方なのか、天然なのか分かりませんがあの騎乗位をされたら生だったら暴発確定です。結月嬢はイクイクと言いながら余裕が見えるのは小生だけw