この作品のハイライトシーンとも言える前半に出てくる野村理沙さんの場面、私の記憶では野村さんが合計三回(フィンガー、オーラル、バイブ)イっていたはずなのに、二回がカットされ一回だけになっていました。ファンとしてはひどいと思います。
俳優・寺田農さんが監督・脚本(ちょい役で出演してもいる)で、音楽監督が・実相寺昭雄氏、美術監督が実相寺監督作品でおなじみの池谷仙克氏・主演清水紘治氏と、実相寺組の常連陣を起用したドラマものAV。絡みシーンは基本的に夢の中で行われる幻想的な作風で、映像作品として割りと真っ当な出来です。現代目線で見るとAVとしては大したエロさはありませんが、実相寺昭雄やその周辺人物の仕事が好きな人間としては、なかなか興味深く見れました。レビューにカットされているシーンの存在を指摘している方がいますが、冒頭に映倫マークが出ていることから、当時のVHS版ではなく、再編集された劇場公開版の映像を使っているものと推測します。(映画題「マイ・ブルー・ヘヴン わたし調教されました」でJMDBに掲載有り)