夫の浮気に気づきながらも証拠をつかめず悶々とした日々を送る真貴子は、探偵の吉野から夫の浮気現場の写真を見せられ嫉妬に狂う。「奧さんも同じことをすればいい」と探偵は持ちかけられ、欲求不満と報復心から、貞操を捨てる真貴子は、白い肌と麗しい体を翻弄され、狂ったように絶頂してしまう。不倫の秘密に罪悪感と優越感の中、探偵から受ける数々の性愛技巧と逞しい肉棒の虜になっていく。
背徳感があっての、この女体のエロさが光ります。変装した姿で密会し脱がされる姿に興奮します。ラストの一場面、旦那側だけでは無く女優側もバックで突かれて顔を見合わせて欲しかった。何となくハッピーエンドの終わりで閉じてしまいました。
生活感と少々肌荒れの目立つくたびれた風貌、夫の浮気に悩む厭世観が漂い、昭和の作風に妙にマッチしている雨宮真貴さん。隠微で背徳感がある暗めな人妻ドラマ作品が好きな人向きの作品でしょうか。雨宮真貴さんは平凡な丸顔の主婦風なのに、カラミになると俄然えろい。演技力も抜群。最後は嫉妬か肉欲かも判断がつかなくなり、ただただ男を貪り腰を振る姿に官能的な美しささえ感じる。スカーフとサングラスで顔を隠して男のアパートを訪ねたり、弁護士が住むにはあり得ないボロアパートなど、ところどころ過剰な昭和風演出はご愛嬌。徐々に燃えて自己を解放していく激しいカラミは興奮します。