二人は同い年で高3で知り合い、7年付き合っている。僕にとってナオが初カノ、ナオは二人目の彼氏。ナオの初彼氏が10歳上で、二人目でMな僕に不満があった事が歪みで、一度別れたが、上京して再会しヨリを戻しナオの家に転がり込み同棲していた。そんなある日、いきなりナオがこの家を出ると言ってきた。ナオとの思い出がつまったこの部屋で、僕らはサヨナラの前の中出しセックスをした―監督さもあり×想いで純愛ドラマ。
まず、この素晴らしいシナリオを書いてくれた脚本家さんに万歳と言いたい。この作品はAVというよりも、美しい「純愛映画」に仕上がっていると言っても過言ではありません。同棲が長い男女のカップルが、愛し合っているのに別々の道を歩むことを決断し、別れるまでの数日間の最後のセックスに没頭する姿を描いています。おとなしいM男を肉食系女子がリードする展開なので、草食系男子にはおすすめです。ただ、惜しい点としては、セックスシーンで男子が長持ちしすぎでAV男優感が出てしまっていることです。彼女がイク前に漏らしてしまい、彼女に「もう早いんだからあ!私まだ逝ってないから!」と叱られてしまい、彼女のフェラで無理やり立たされて「くすぐったいから無理」と拒否するも、そのまま二回戦に突入するという草食系ならではの不甲斐ないパターンも見てみたかった。さらに欲を言えば、性行為の中で彼女が彼を「ボク」扱いするのも聞いてみたいです。例「ねえ、ボク、お姉さんのお口気持ちいい?こんなエッチなことされるの好きなんだ・・・いやらしい子。もう!ボクの喘ぎ声、可愛いんだからあ。お姉さん、ゾクゾクしちゃう!」最近のAVのシナリオはパワハラ上司が部下の仕事のミスをカバーする代わりに部下の妻に肉体関係を要求するようなネトラレもの、不倫ものばかりでマンネリで飽き飽きしていました。そんな中、今回のような純愛ものはドラマの中にぐいぐい引き込まれるような感覚を久しぶりに味わうことができ、大変新鮮に感じました。お互いに愛し合っているのに、彼女はなぜ別れを決意したのか、色々と考えさせられる作品でした。女子が地下鉄に乗り去ってゆくラストシーンでは、自分の過去の失恋経験と重ね合わせてしまい、涙が止まりませんでした。さすが演技力に定評のある神宮寺さんはこの作品にはベストチョイスだったと思います。メーカーさん、ぜひシリーズ化をお願いします。
乳首ものなどではシチュエーションにこだわり過ぎてアングルがおかしかったりいまいちな印象の監督(実際ネット上の掲示板では作品の評判がよろしくない)だが、こういったドラマもののほうが向いているのではないかと思った。ただし、この作品もサンプルだけで分かるようにフレームを斜めにしたアングルが多く見ていると疲れる。女優は最高。
日常を描いたドラマをこのようにavで表現してくれるのがとても良い。avならではのファンタジーとはまた異質のエッチがある。エロの深さを感じる。ナオちゃん好演。