「1日18時間、つまり起きている時間のほとんどすべてはオーガズムを感じていないと死ぬ。」と宣告された『慢性イクイク病患者』の神野ひな部長。必死に生きようとイキまくる彼女とそれを支える会社の仲間たちのハートフルエクスタシードラマ。本編、どこを見てもイキっぱなし。だって、イカなかったら死ぬんだもん!がんばれ!神野部長!イケイケ!神野部長!大女優、神野ひなの史上最狂に下品極まりない痴女を見逃すな!
ウインナーをローションまみれにして身体にぶつけてイク。歯磨き粉やコーヒーをローターにぬりたくってイク。掃除機で股間を吸い込んでイク。痛いユーチューバーの動画を見てるようでした。外国ポルノ女優のような大げさな感じ方のワンパターンな演技も何度もイク作品にはあってない気がしました。大声であっという間にいっちゃうと単調に騒ぎ後ろでも社員が騒ぐからとにかくうるさくて落ち着いて見れません。演技120%のいったふりを見続けなければならないのがとても苦痛でドグマでイカセを出すんだったら本気を見せて欲しかったです。ミニシアター系の映画っぽいことをやりたかったんでしょうし監督は撮影が楽しくて気持ち良かっただろうな男優と女優に達成感はあるんだろうなと思いましたが見てる方はおいてけぼりでAVとして楽しませる気がなかったように思えます。音が何度も途中で割れてバリバリいう。ズームときりかえが多くて画面に酔う。何が面白いのかカメラマンがふきだしたり、笑い出したりしてる。そういったのがそのまま映像に入ってるのはコメディだからいいでしょ?ってことなのかもしれませんが賛否両論がありつつもこだわりだけは見せてくれていた太田監督が手をぬいてきてるようで非常に残念でした。最後に監督と女優の記念写真がでてきた時には仲のいいメンバーで思い出作りをしたかっただけなのだなとすら感じました。そういったものを買わせないでほしいです。
作品のコンセプトだから仕方ないがずっとイカせていないといけないのでバタバタとしていて全編落ち着いて見れない。ドグマさんではラストの作品だと思うのでゆっくり楽しみたかった。イラマや拘束など得意分野で見たかった。
演技力は素晴らしい、しかしAVとしてのテーマは難しい。どうしても騒がしいものになってしまうのは仕方がないかな。アダルトなシーンよりも他のシーンの演技に見入ってしまう。