夕夏は客引きをするためにマンションを借りた。だが、そのマンションには隠しカメラがついており、室内での“行為”は全てネット配信されていた。その事実を知った夕夏は、隠しカメラを発見し見えないようにしてしまう。それが男達の逆鱗に触れた。夕夏を執拗に追い詰める男たち。そして、連れ出された夕夏を待ち受ける運命は…。
美人出演のミラ狂美作品は演技の垣根を超えるので最高でした。ドグマさんの作品などもそうですが、演技のなかにあるガチ感がよかったです。
昭和のアングラ劇団。美的なものもエロさもない。監督の名前を出してるけど恥ずかしくないのかなぁ。
AVとして見せたいなら数々の拷問をしっかり見せればよいではないですか。なんだこりゃという気分でエンドロールを迎えると、ミラ狂美氏が「作品になっちゃったね」とのたもうたが、その「作品」の核心部分を担っていたのはほとんど中学生の心象日記のような陳腐かつ安い科白や、お化け屋敷のバイトみたような登場人物たちであるので、それらを散々見せ付けられてからそのようなことを言われてもこのDVDの芸術性など全く承服出来ないのです。虚構の世界に繰り出してからはもう「陳腐アンド抜けず」という最強デュオが大熱唱で苦笑。あのラストである必然性も無いでしょう。オープニング辺りは面白い演出だっただけにその後の暴走が悔やまれる。