目の前で彼を殺された女。殺●者の欲望の前で、悲痛と快楽の狭間に悶えながらも、瞳の奥で激しい憎悪が火花を散らす!!ズームアップが乳白ボディ容子を包み込み、倉本監督の濡れた愛憎劇が展開する。
恋人を撃ち殺された女が、殺した男に「もう好きにして」などと言いながら、仁王立つチンコをくわえる1987年作品。倒錯感を出そうとしたのだろうが、どう考えても頭のネジが一本抜けてる。藤田容子はパケ写の倍増し。80年代の大人のイイ女で、イイ尻してます。共演男優は太賀麻郎。サブカル好きならば、太賀は当時のアンダーグラウンドな若者の雰囲気を伝える人物として、「狂った果実」の本間優二などとともに記憶に留めておきたい。彼については、東良美季の小説「東京ノアール」が詳しい。この作品は残念な出来だが、太賀とヨヨチューが組んだ「いんらんパフォーマンススペシャル 恋人」は完成度の高いスワッピングドキュメンタリーで、未だ印象深い。「寝取り・寝取られ」のハシリといえる内容で、観た後の後味の悪さがスゴイ。