フランス文学に魅せられその原典研究に一生を捧げる決意をしたREIは、サド文学の神髄に迫る為に、とあるSMクラブに体験入会するが…。生涯の大半を監獄と精神病院に閉じ込められたマルキ・ド・サドの亡霊によって異常性欲の泥沼に引きずり込まれ、恐るべき被虐快楽の悦びに溺れ行く美貌の仏文科准教授。
この作品が目指したのは、過去作でいえば『ボンデージサーカスマゾ牝顔面羞恥』なのだと思います。サンプル映像を観て、作り込まれた世界観に期待していました。でも残念です……。女優の演技が散漫。とてもサド侯爵の曰くSMを理解しているように見えないんですよね。おまけに、被虐があくまでも演技をしているようにしか見えない大根。特に自虐シーンで、おっかなびっくりやっている感が伝わってくる。こちとら、今週のビックリドッキリメカのごとく、予想だにしない展開やプレイをしてくれる東雲監督作品が見たいのです。頼むから、ちゃんと脚本を理解してくれる女優を用意して下さい。
好きです。鼻フックに白目はたまらん。僕はこの監督の作品もけっこー観てますが、女優さんもかなり頑張った方ではないでしょうか?調べた限り、この女優さんはこれ程の作品を他に出してませんしね。でも、サド侯爵の絵が何度も出てくるのにはちょっと笑ってしまい…面白い作品にしたなぁという印象です。