匂いフェチの人妻れいなは臭い男の体臭に欲情してしまうという変態な性癖を隠し持っていた。ある夜酔いつぶれた夫を送ってきた同僚の田淵の男の匂いに我慢しきれず襲い掛かり貪るようにまぐわってしまう。深夜のオフィス、仮眠中の夫の真横で同僚達にヤラれまくりながら本気でイキまくる痴態がいやらしい。
本作では、臭い体臭に欲情する変態を、みごとに演じきった。怪演といっていい。酔っ払った旦那が同僚に運ばれて帰宅。旦那を寝かせ、同僚の田渕を今夜は泊まるように説得し、シャワーをすすめる。シャワー中、田渕の脱いだパンツにむしゃぶりつくように匂いながらオナニーをする。変態っぷりが加速する。そして圧巻の前半クライマックスシーンへ突入。別室で一人寝ている田渕を下着姿で夜●い。田渕も変質者を演じさせれば一流なので受けも見事。長尺を使い、丁寧に、しかもリアルに描き出した映像は圧巻。カメラワークもドキュメンタリー映像のように揺れ動き、れいなの痴態、表情をとらえる。このような凝った作りは制作側のオナニーで終わることが多いが、今回は見事にはまった。シリーズ化は難しいだろうが、演者がいればぜひまた挑戦してほしい。