この監督さんの好きな点はシャワーじゃなくて湯槽に入ってのシーンが多い所。まぁ、絵的にはシャワーの方がやってる感じが出るんだけど、自分には湯槽でチャプチャプ腰振ってる方がエロく思うんだよね。
今を時めく美形スレンダー美女たちが、清楚、貞淑、真面目さといった心の衣服をはがされて快楽に夢中になっていく様子が丁寧に描かれます。マスクや肢体の美しさもさることながら、行為に至るまでの女性たちの「普段の」所作の美しさが素晴らしいです。このあたりの演技をなあなあで済ませてしまう作品もある中で、この作品集に登場する皆さんはある程度以上の演技をきちんとこなしてくれています。だからこそ、エッチシーンの葛藤や絶望感が際立ちます。悲劇的なストーリーが多いですが、素晴らしい作品集です。