入院先の精神病院で実弟が暴行され死亡、その事実を病院側は隠蔽した。弟の無念を晴らす為、看護婦となって潜入した裕美(音咲絢)は、一旦は証拠を入手するが、院長に正体を暴かれ監禁される。院長は彼女が隠していた証拠の品を奪還すべく、彼女を拷問する。数々の恐ろしい責めに、耐え抜くが、憔悴しきった彼女に非情な事実が明かされる…。
秘密を掴んだ直後、廊下を歩いている所で薬を嗅がされそのまま監禁されるのですが、回想扱いの為セピア調、本人のナレーション、抵抗や声無しと残念なシーン。柔らかめの布でしっかり鼻と口を塞がれるのと女性の口から『クロロホルムを嗅がされた』という台詞が聞けるのは良かったです。
せっかくの音咲さんのナース前半のナース服を縛る姿は良かったが、さっさと脱がしてしまったのが残念。
「お前のような強気の女を完全に服従させるのが男の美学だ」「私の周りを回ってワンと鳴くんだ」「お前の好きなものを咥えてくるんだ」「嬉しかったら尻尾を振ってみろ」「お前はこれからナース犬として一生、患者に奉仕するんだ」こういう展開好きなので「良し」と。
病院の不正を暴くために潜入したナースが痛い目(?)に遭う、AVのよくあるパターンな作品。ストーリーに引き込むには演出も足りないし、出演者の演技も今ひとつ。さりとてSMものとしても物足りない感じ。中途半端かな。ただ、手作り感溢れる開口具はこの作品だけと思う。小道具作る熱意を他に生かして欲しかった。