このシリーズは人気女優との相性がよくないことが多いが、残念ながらこの作品もその傾向を踏襲するはめになった。まず川上ゆうに母役は無理という厳しい現実がある。なんとか脳内で子供がいる女と思い込もうとしたが不可能。地に足の着いた生活というものが、これほど似合わない女優も珍しい。これだけの人気女優でありながら、義母の役すらほとんどないのにはちゃんとした理由があるということだろう。カラミも全て川上ゆう流儀ということで、全く素人に見えない。マゾっぷりがプロで、転落劇の落差が感じられないのが致命的。男たちに堕とされてのマゾ姿ではなく、川上ゆうだからのマゾ姿。女優のファンというだけならまだしも、シリーズのファンには醍醐味が味わいづらい作品だと思う。
いよいよ、このシリーズも大女優を迎えての作品だ。ただ、女優は川上ゆうさん1人だけで良かったと思う。せっかくの川上ゆうがかすんでしまった。でも、さすが、人気女優だけあって、演技も上手く、見事に演じきっている。後半、理事長にはめられる所も、充分楽しめる。決して失敗作品ではない。
場面場面のカットが多く見ずらい、ゆうちゃんはハードプレイのほうがよい。