倉本さんが授業中にトイレを言い出せずお漏らししてしまうところから始まる。これはまさに王道の「授業中のお漏らし」である。時計を見ているような仕草,もじもじそわそわしている姿,漏らす前から完璧である。決壊シーンは股間を正面から見据えるアングルにて写される。ということは,下着と内ももを拝むことができるというわけだ。下着はピンクのチェック柄で染みがわかりやすい。決壊のまさにその瞬間,おしっこで下着が少し膨らむ。堰を切ったように流れるおしっこはあっという間に床に流れていく。お漏らし最中の「しまった。どうしよう。」という途方に暮れている顔のアップも良い。周りに気づかれ大声でお漏らししたことをばらされてしまったときの小さくなる体,教師に促されトイレに向かうおどおどした姿もまた良い。倉本さんがトイレに入ったところで終業のベルが鳴る。もう少しだったのにということがわかる良い演出だ。2003年の作品だが,授業中のお漏らしでこれを超えるものは中々ないだろう。これから新たにお漏らし作品を作る方はぜひ本作品を参考にしていただきたい。その後のいじめの部分はお世辞にも愉快とは言えないので,もっぱらお漏らしシーンのみを繰り返し見ているが,その部分だけで星5をつけて良いレベルだ。