全3話収録のオムニバスで、3話目が素晴らしい。岡部真理子さん、たしか昔の有名女優さんですよね。息子に隠していたバイブを見つけられるところからがいい。息子に思いを告げられて、はっとしたように見つめ合って、ディープキス。激しく舌を絡め合って「もう大人なのね」とつぶやいて吹っ切れたように激しく交わる。時間は短いけどイキ果てた感が伝わってくる濃厚ファック。
「義母と息子」もののオムニバスだが、多くの話がマザコン息子が主人公となっているので、息子が母親を溺愛しているということになる。とは言え、母親の方も欲求不満がたまっていて、それぞれの欲望が一気に爆発するクライマックスまでの見せ方は、定番メニューながらきっちりしている。女優は全員が少々地味めだが、体型などはそれぞれに魅力的だ。特に最後の話の母親や、スレンダー体型ながらエッチが結構粘着質で、挿入シーンでの激しい乱れぶりは見ものだ。
野河美奈江さん。出演作でクレジットされる名前も、本作の野河奈美江を始め野河美奈江、野河美奈子、野河朝子、野川美奈子、野川美奈江、野上美奈子、野上麻子などと混乱しているため、なかなか全容を把握できません。極端に個人的な嗜好とは自覚していますが、地味で美人でもないけれど、そんな彼女のちょっとした表情や唇のちょっとだらしない淫靡な動き、賞味期限をやや過ぎた中年女のなまめかしい肢体が放つエロ味がたまらなく好きです。他の作品ではお化粧が濃過ぎたり服や下着のセンスが悪かったりした印象で損しているものも多いのですが、本作はナチュラルメイクで素顔に近い表情で、そばかすなども見え親しみやすさもあり、感情移入し易いのです。相手の男優はこの時期熟女もので多く活躍した眼鏡男(名前不知)ですが、彼はせっかくの女性を相手にしていながら表情も乏しくデクノボウ状態で見ていて不満が募るばかりです(これまた色っぽい宮田理沙さん出演の「義母の魔性に溺れた息子」なんかもそうです!)が、それを無視して彼女だけに集中し様々な姿態を見ているだけで大満足です。彼女のリアルな表情(メイクする横顔や、服や下着を脱ぐ仕草など)を見ることが出来る本作は、独特の素の色気も満喫でき、マニアにはたまらない作品となります。支持して下さる方はほとんど居ないと思いますが、個人的にはとても好きなのです。DMMに収録されている彼女の出演作の中で、「人妻emotion淫欲の午後2」、「人妻E.ros17」それに「ミセス東京デート13」等が本作と同じスタジオで撮られています。同じ部屋の同じベットで日を変え相手を替え繰り広げられる彼女の痴態を比較すると言う、倒錯した楽しみ(「淫欲の午後」の赤い下着姿での痴態はなかなか良いです。)もあります…。偏愛に満ちた変態的なレビューになってしまいました。なお、本作3人目に出演の岡部真理子さんの雰囲気もとても良いですが、書くと長くなるので野河さんへのコメントだけにします。