ここまであからさまに擬似チンポ、擬似ザーメンだと怒る気にもなりませんが、もはやAVではなく、イメージビデオの領域でしょう。このメーカーの作品買う人っているのだろうか?リピートは絶対ないと思いますが、一見さん狙いか。
ふとしたことで川原里奈の出演作を振り返ってる最中に引っ掛かった。お題の『世界一ザーメンを大量に発射する男のぶっかけSEX』からしてベクトルがリアリティを目指してないのは明らかで、要は「時間よ止まれ」とかあの類だよね(以前に鑑賞した第17弾・鈴木心春の評価では「断じて良作ではない」「が、たまにはこういうノリもあり」とネガティブ寄りだったんだけど、たぶん進行や構成がオーソドックスだからピンとこなかったんだろうな)。インチキ外人丸出しな男優の挙動、現実離れにも程がある世界一のキンタマ、そこから放たれる大量のザーメンのようなもの、決め台詞の「カムショッ!」。こうした随所に見られる胡散臭さは『ちんぽ刑事』のバカバカしさに通じるものがあって、良い意味で体の力が抜ける。そんな「No.1ザーメンAV」の様式美?を女優さんがそれぞれどう解釈しどう演技してるのか、ってあたりもなかなか面白い。というか女優さんも絶対面白がってるだろこれwまあ大味っちゃ大味だし密度も決して高くない。ひとによってはまるで噛み合わんだろうけど、それゆえたぶんシリーズ二度と見ない→傷口は最小限で済むのでこのノリのままで何も問題ないじゃろう。ただ男優と女優が逆3P(1対n)なので構図が攻めより受けになりがちだから、そこらへんは少し工夫があってもいいのかも。弟が登場するとか。
やろうとしてることは分かるし、今までにないことを現実にしてる点で素晴らしいんだけど、もうちょっと濃度が欲しいんだよね、液体の。