高齢者対象のボランティアに励む翔子は、夫と幸せな毎日を送っていた。そんなある日、二人は自家用車の購入に併せて駐車場の設営を業者に依頼するが、作業員の黒川は人相も悪く愛想も無い男で、翔子を怯えさせるのだった。
犯し役の黒川は、同じ阿川監督のかすみ果穂の「私は、あなたに犯●れて」にも出演していた瀬垣秀行。野卑な顔立ちに筋骨隆々の肉体美で男根も立派という、はまり役(←いや、ハメ役か^-^;?)前作と同じくひたすらオラオラ系で突き進むのかと思ったら、唐突に「母親が男に犯●れてよがっていたのを見てしまった。あんたあも同じだ!」というトラウマ告白を始める。それまで(身体は感じていたものの)男の野卑さへの恐怖が先に立っていたヒロインの心は、男の弱さを目にしたことで突然コロッと行ってしまう。そんな変心にはおかまいなしの瀬垣は、ラストでヒロインを老人会の3爺に投げ与え、「ついていきます」と懇願するヒロインを置いて去っていく。絵的に見苦しいしカタルシスも何もない展開は誰得?仲丘さんは上品な人妻が快楽に負けていくのを好演していたと思うが、ドラマとしてダメなので2点で。
仲丘さんの演技も、まあまあだったんだけど、率直に言って、男優はあんなに要らないし、メインの男優が最後に抜けてしまい、老人たちに陵●されて終わりとは、この作品を作った監督の意図が読めない。ベテランの甲斐太郎が出ているんだから、このおっさんに見つかってしまう展開に何故、出来なかったか疑問である。老人3人と女優で、絵に成るのか真剣に考えて貰いたい作品だ。
ここまで覚悟した女優さんにメーカーも真剣に考えなくては退廃して行くであろう再チャレンジに期待