普通だったら、中央にきそうな大槻ひびきを脇に置き、中心にいるのはとみの伊織。たいして意味なく、だるいことも多いインタヴューを冒頭においたことで、合点がいきました。「おでぶちゃんにペニバン」は、個人的な嗜好からは外れていて、ちょっと(しかし、仮名ですらなく、「おでぶちゃん」って、、、)厳しかったが、最後の羽田璃子との絡みは秀逸だった。他レビュアーの方も書いてらっしゃったが、オフショットの羽田璃子さんの「心を感じる」とは言い得て妙。この一言で、意味あるオフショット・シーンになりました。
普通のレズ作品ではない。とみの伊織を通してバイセクシャル(両性愛者)という存在を理解することが出来る。Chap1のとみのへのインタビューで両性愛遍歴が語られる。Chap2「おデブちゃんをペニバン責め」では一般のデブ女性をとみのがタチ役で愛情豊かに責める。ここが本作の一番の見所ではないかと思う。いろんな形での愛やSEXがあるのだということを教えられるからだ。Chap3「vs大槻ひびき」はとみのがネコ役で甘えるレズ。Chap4「vs羽田璃子」はとみのがタチ役のノーマルレズ。オフショット撮影シーンで羽田璃子がとみのを評して「今までいっぱいレズしてきたけど、初めてのタイプ。心を感じる」と言っていたのがすべてを物語っていると思う。