レズプレイとして、一通りのことはやっていて、悪い点もないんだけれども、なんかイマイチという印象しか残らない。教科書通りの作品過ぎて、悪い点が無い反面、見所もなかったというところでしょうか。先生の言うことを素直に聞いている、真面目優秀ちゃんが作ったような作品。スタッフが、守りに入りすぎている。合格点は言ってるんだけど、それ以上のものがない。もう少しスパイスのきいた作品を期待。
2人ともスキルの高い女優なので期待したのだが、残念ながら相性が悪かったとしか言いようがない。肌が合わないというやつだろう。決して仲が悪いわけではないし2人とも積極的にからもうという姿勢も見せるのだが、最後まで緊張やかたさが取れない。主な原因は保坂の側にあるのだが、ベテランのレズ巧者である広瀬もそれを解きほぐすことはできなかった感じ。保坂はレズ自体があまり向いてないのかもしれない。真性やバイでなくてもレズを楽しめる女優は大勢いるがそういうスイッチが入らなかったようだ。なんとか女優としてのプロ意識だけで乗り切った感じで、形だけのビジネスレズで終わってしまった印象。決して怠慢意識ではないだけに、相性の悪い仕事に当たってしまったらしいことが残念な作品。
キス・愛撫・舌技すべてが教科書通りで、密着も美しく映える。ただ、保坂えりさんと広瀬奈々美さんの相性がどうしても噛み合わず、終始どこかぎこちない印象が残る。決して仲が悪いわけではなく、プロ意識は強く感じるのだが、“心の距離感”が最後まで縮まらない。真面目に取り組んでいるだけに、観る側としても惜しさが強い。演技も構成も合格点。しかし、それ以上の感動は生まれなかった。