人気NTR同人「あなたの望み」を初川みなみで忠実実写化!「愛する妻が他の男に抱かれたらどうなるのか…」倒錯した妄想が止められなくなり、妻・ユミに他の男との関係を懇願した夫・ワタル。「ワタルくんが望むなら…」と受け入れるユミだったが…。相手は学生時代の同期だったカズキ。関係を結ぶたび送られてくるレポートにワタルは己の寝取られ欲望を満たし続けた。だがある日、カズキから一通のメールが届いて…。
【同人】原作「あなたの望み vol.1 ~メール編~」はこちら!
男優の自身が出す音に対する意識の低さにイライラする。原作漫画を読んでいるから、口愛撫の音が擬音として描かれているのは分かるけど、漫画は音が邪魔にならない。実写化する時にそれをそのまま男優がやったら不快でしかないよ。定食屋で隣の客がクチャクチャ咀嚼音を出してたら食欲失せるでしょ。それが分からないのかねぇ。この作品だけじゃなく、不快な音を出す男優とそれを良しとしてる監督の多さに辟易してる。
マニアックなコンセプトのストーリー展開が素晴らしい原作コラボNTRの傑作。でも本作に限らず、AVの視聴者は必ずしも同人漫画等の原作ファンではなく、原作の該当部分と対比させる画面は、邪魔なだけで必要ないと思うが如何でしょう。
さすがハズレの無い丁寧な作りで熟れコミシリーズ原作を忠実に再現している。ただ今作の残念なのは「収録時間」熟れコミの売りである登場人物の心理描写を丁寧に描く部分が少なく感じた。原作でもsexシーンだけが多く、夫婦のやり取りであったり、旦那の嫉妬や不安の描写が少ないのがNTR作品好きの心に響かなかった。
登場人物は、夫、妻、寝取らせ男の3人。3人の関係は3人共に公認で、ほぼ秘密がない。秘密がないので緊張関係が生まれない。緊張関係がないので秘密を共有する共犯関係も生まれない。恐らく原作ではキスを拒むことで貞操を守ろうとする妻の心の葛藤がセクシャルなのだろうが、実写版では妻の心の描写を表しきれておらず、単に男と女の行為を見せられているに過ぎない。代わりに夫の葛藤の声を聞かされる我々にどうしろというのだろうか。原作のタガをはめられた中での制作努力は認めるが、作品としては凡作である。
コミック原作は当たれば通常シリーズNTRモノを遥かに超える。しかし外れたら大きく外れることが多い。今回は前者。一番いいのが、台詞。これがかなり大きい。相手が有名男優でもなく、NTRたら嫌だなと思えるのがいい。初川みなみ嬢のトップアイドル顔負けの美形っぷり、そしてエロさ。最後は納得のいくバッドエンド。あくまでも作り話であり、実際でもないからいいものの、現実だったら取り返しの付かない後悔しか残らない残酷さ。しかしNTRを求める者たちにとっては、待ち望んだエンディングなんだろうけれど。