発売から現在まで時折見返すぐらいお世話になっているのに、レビューしていなかったので遅ればせながら投稿します。私の個人的な好みですが、憑依前後のギャップが激しい方が好きです。今作は、セリフやシチュに様々なギャップが詰め込まれていて、滅茶苦茶楽しめました。しかも、これらがノーカットで撮影されていて、監督やスタッフ、出演された女優さん達の努力が感じられて、本当に好きな作品です。ただ、女体に憑依して好き放題する内容で、女優さん達もコミカルに男性の演技をされているので、リアル調な作品が好みの方には合わないと思います。以下は個人的に好きな部分です。1冒頭、女性服専門店に男性本体で入店した際は、女性店員や女性客に不審がられていたのに、女性客に憑依すると怪しまれず、店員には笑顔で接客されるシーンがツボでした。憑依による周りの対応の変化と、憑依前後の女性客の振る舞いの変化に大きなギャップが感じられました。2次に、女性店員に憑依した際は、冒頭の男性に対する不安気な表情や、女性に対する親切な接客態度が事前に描かれていた分、憑依後の雑な接客態度や女性客の身体を嬉々として弄る様にギャップが感じられて好きです。上記12は作品の前半部分で、他にも、男性の特徴的な癖を憑依した女性の身体で行う様や、セリフ回し、交互憑依等、女性の中身が別人、しかも男性になってしまったという事を強調する要素が多くあり、憑依前後のギャップが楽しめます。今作のような、小規模な舞台で少人数の女性の身体に行ったり来たり憑依する作品はほとんどなかったと思うので別の舞台でも見てみたいです。素敵な作品をありがとうございます!!