社会から断絶して生きる孤独な中年・松尾は、女子校生を拉致監禁する計画を思いつく。ターゲットは黒髪の美少女・さよみ(愛葉るび)。松尾の部屋での淫らな監禁生活…。やがて、さよみと松尾の間には奇妙な相互依存の心理が芽生えはじめる…。
シチュもいいしビジュアルもいいのだが、あえぎがいまいちだった・・・。惜しい、実に惜しい。
人付き合いの苦手な孤独な中年男がインターネット上で人気ブログを運営している女子校生「さよみ(愛葉るび)」を監禁するという内容。るび嬢のいい意味で「微妙なルックス(美人でもブサイクでもない)」がまさに「ネットアイドル」といった雰囲気。前半は、若干「持て余し気味」の陵●プレイで、犯人の「内向的な人間像」を演出。また、中盤の風呂場シーンで、中年男がさよみの足の指を一本一本丁寧に洗ってあげる動作に、ふつうの監禁モノとは違った「被害者への屈折した愛情」が見て取れる。複雑な感情を残しつつ、徐々に中年男の「想い」を受け入れ、従順になっていくさよみ。ずっと無表情だった彼女が初めて「笑顔」を見せるシーンには、思わずゾクっとする。ムダに過剰な演技がないのが良かった。