森沢かな、琴井しほりのお2人が同い歳とはにわかには信じがたい。しほりさんが初レズということもあるが、終始リードするかなさんの方が、ずっと年上のよう。特に時間をかけた、最初のキスへの導入部の優しく取り込んでいく感じがとてもよく、全体はソフトだが、初レズならではの良さが味わえた。しほりさんも引退したようなので、ここは5つ星を贈っておきます。
冒頭のトークでお互い同い年と知ったアラサーのお二人。昼下がりから翌朝まで、その時限りの恋人のように肌を重ね絡みあいます。二人とも透き通るような白い肢体で、特に森沢さんが琴井さんに覆いかぶさる時の背中の優美なボディラインは見事。可愛い系とは一味違う大人のイチャラブといった雰囲気で、森沢さんもほとんど無理強いはせず、丁寧に琴井さんの反応を確かめつつ快楽へと導いていきます。ベッドでのファーストセックスに始まり、食事や仮眠を挟みつつバスルームでのプレイ、ソファでのおもちゃプレイでどんどん打ち溶け合っていき、朝の光を浴びながらのラストセックスは切なささえ漂う美しさ。ペニバンの森沢さんに跨がって繰り返し上り詰める琴井さんの腰使いから、離れたくない離したくない気持ちが切々と伝わってきました。そして後朝の別れの場面、手を振って歩き出した後ほんの一瞬泣き顔になりかける森沢さんと、その背中を見送りながら無邪気に「また会いたいな」と呟く琴井さん…深いため息が出てしまいました。こんなに儚く美しいポルノ作品を生み出せる国は地球上で日本だけでしょう。名品。