「明日の朝までは俺たち夫婦でいよう。」当時付き合っていた彼女が田舎に戻ることになってしまい別れてしまった。お互い内心では結婚も考えていた2人だったが、ぽっかり心に穴が空いてしまった僕はその後出会った女性と即結婚してしまった。3年後…出張先で最終日を休日にして一日観光しながらたまには息抜きをしようとスマホ地図を片手に見知らぬ街を歩いていると突然女性に話しかけられた。振り向くとそこには僕の人生で最大の想いのこしをしている彼女が立っていた。
嫌いで別れたわけではない恋人同士が3年ぶりに再会して、再び燃え上がる。男は結婚しているし、女にも婚約者がいる。でも、やっぱり好きな気持ちは抑えられない。途中で入る妻からの電話の様子で妻にいい感情は持てないので、二人を応援する気持ちが自然と強くなってしまいました。翌朝、男が帰ってしまう場面では、また離れ離れになってしまうのかと切ない気持ちになったところへ、意外なラスト。二人の今後が少し心配になるようなオチだけど、本当に好きな者同士が一緒になるというのはハッピーなことなので良しとしましょう。なお、お母さんが死んだことにしたほうがよかったという意見に私も賛成です。絡みはキスや正常位が多くて、私としては満足でした。
元カノと夫婦の初夜ってタイトルはすべってる気がするんだけど、ドラマとしては台本が割とレベル高め。さつき芽衣も元カノの幸薄い感じに上手くハマってるし、男優との相性もいい感じ。過去と現在で服装や髪形も状況に合わせて変えるなど、演出にもなかなかこだわりを感じさせる。基本的な筋書きはシンプルで、互いに結婚、婚約して相手がいるけど必ずしも幸せではない元カノ元カレが、一晩のセックスを経てヨリを戻す内容。筋書きもカラミもちゃんと作ってある方だが、さつき芽衣の「実家」の閑散とした致命的な生活感のなさがドラマ性を損ねてて没入感は微妙。そこまで作りこむ予算や時間の余裕がないのなら、例えばさつき芽衣の母親は旅行中じゃなくて亡くなった設定にして、結婚前に実家を引き払うシチュエーションにした方が良かったかも。病気の母親を安心させるためのお見合いからの婚約→母親が亡くなる→幸せを感じない結婚のために実家を整理中の出来事にすれば、台本を書き直すだけで絵的にリアリティが出たんじゃないだろうか。実際に手元にある素材から逆算して台本を起こせるかどうかは、ドラマ性を重視する監督なら割と大事なスキルだと思う。少なくとも「どうせAVなんだからそのへんは見る側で何とかしてよ」って言い訳するよりはプロらしい。純愛ものにしては、中出しからキスやハグといった愛情表現もなくチ○コ抜いて汁見せという演出が、感情の流れをセックスで表現できてなくてダメだし、やってるだけAV以上の何かを作ろうという理想が高そうなだけに、まだ色んなものが足りない印象。ボトムズ監督はすごくいいドラマ作品を撮りそうな雰囲気はありつつ、朝霧浄監督あたりのフォロワーとして埋もれそうな危うさもあるので、ここからのもうひと頑張りを期待したい。
月刊FANZAのインタビューでは「恋愛が不得意」と言っていた芽衣ちゃん。しかし、このドラマでは男の落とし方を熟知した恋愛マスターのような演技を見せてくれました。街で偶然に出会った大好きだった元カレ。近くの彼女の自宅に移動してお互いの近況報告をしていると、元カレは結婚して奥さんと上手くいっていない事が分かる。そんな話をしている内に焼けぼっくいに火が着き、そのままSEXへ……。大好きな元カレと久しぶりに一つになれた幸せを噛みしめるオンナの表情が堪らなくエロい。元カレも昔の恋人気分を思い出し、妻に嘘を付いて彼女の家にお泊りする事に……ここまでは純愛ストーリーだったのだが、ここから一気に彼女の本性が露わになる。「私と結婚したらこんな生活が待っていたんだよ」とアピールして元カレを奥さんから切り離していく手腕が見事なので、ぜひ作品を観て欲しい!