背中に鮮やかな‘羽根’のタトゥーを持つ謎の女・美玲。それは彼女がある男の所有物である事を示していた。変態ボスから受けるおぞましく陰湿なSMハラスメントに耐え続ける美玲。全ては病床の兄を救う為だった…。
M女の情念をじっくり見せてくれる作品。スパンキングも浣腸も、蝋燭も、プレイの過激さ以上に、それを受ける女性の心情がよく感じられました。また、そういうものを表情と肉体でよく表現できる女優さんでしたね。そう、こういうふうに見せてくれる作品なら、とくに目新しいことをしなくてもいいんだよね。必要以上に過激である必要もないし。画面の暗さも、被虐の情念を描くのにちょうどいい。
兄の治療のために、ボスのM奴●になる女スパイ。ボスの命令で女体オークションを行う組織の内部調査をする。しかし、兄の治療は行われず、その事に怒りボスを射殺。その後、調査していた組織のボスに頼み、自らオークションの商品になるが、Mであることを見破られ、ろうそく責めに。このストーリーでも合っているかどうか不明、それくらい難解なシーン構成、ストーリーで、途中で見る気なくなる。また、兄の治療費のためにM奴●になること承認済みなので、抵抗、拒絶の演技、台詞ほとんど無い。主演の緊縛、浣腸、玩具責め、中出しセックス、ろうそく責めの映像を楽しむだけの作品。いくらストーリーひねっても、SMプレーの場面が盛り上がる脚本、台本にする方が、遙かに重要と思うが。何かと引き替えにSM責めするなら、各場面の台本を練らないと臨場感、高揚感がほとんど出ないと思うが。
上半身のみ脱がせる緊縛イラマ。目と口をガムテープで覆い、表情見えない絡み。画面が暗く噴出シーンが見えない浣腸。耐えている表情も写らない。ロウソクも暗い上に白いロウソクなのでアップでないと、何処に垂らしているのか分からない。ストーリー以前の問題。
確かにストーリーが難解というか独り善がりですね。SM小説でももっとシンプルに構成出来ています!でもこの女優さんの喘ぎ声は情感に溢れ好きです。奴●色のステージでも出色でした。
興味の無いシーンを早送りしていたら、あっという間にエンドロールを迎えた作品。色んな設定があったと思うが、正直得ろとして成立すれば良いのでそれほど重要ではないし作りこむ必要も無い。ただこの作品は中途半端に作りこんでおり、設定が分かり難い。分からなければ背景も見えてこないしプレイも興奮しない、意味も成さない。根本的に作り方を変えたほうが良いと思う。そもそもシリーズ化している意味も無いと思うし。