宮村ななこちゃん(以下みやむー)のプロデュース作品ということで購入しました。オープニングのみくるちゃんに牛乳を飲ませるシーンで牛乳のパッケージが大々的に映っていて笑ってしまいました。牛乳を飲んだみくるちゃんとみやむーのレズキスはもっと牛乳をエロく使ってほしかったです。でもキス自体はエロかったので◎みやむーのスーツ姿もよかった。お互いの足を舐めあうシーンで、仕事から帰ったばかりの蒸れたストッキング足をみくるちゃんに舐めさせるところは匂いがこっちまで伝わってきそうでエロかった。基本的にみくるちゃんに笑顔で優しく接する飼い主のみやむーだが、みくるちゃんが手を使って人間のように食事をしようとすると、一瞬で真顔になり、「ペットだよね?」と冷たい口調になるところはサイコパス感がすごく出ていて良い。(ご飯作るからねと言って出したのが菓子パンというのもヤバみがある。)真顔になるシーンは何度か出てくるが、この真顔は作品世界のヤバさを演出するアイテムの一つであり、「隠された非日常」というサブタイトルに怖い意味を添える。そもそも、みくるちゃんはどういう過程でみやむーのペットになったのか?かつては普通の人間らしい暮らしをしていたのか?そういう事を考え出すと色々と妄想が出来て面白いし、怖い。そしてエロい。この二人の関係、非日常だけの関係なのか?それとも日常でも二人は幸せに愛し合って暮らしているのか?もしこの関係が非日常だけだとしたら、この関係が日常となりマンネリ化した時、みくるちゃんはどうなってしまうのか?そう考えると少しぞっとする。しかし最後のイチャつきシーンにはちゃんと愛が存在するようにも受け取れるので、そこに希望はある。両義的な面白さがこの作品にはあると思う。